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金銭系

ブラック企業にありがちな金銭問題あるあるです。


手数料をとる

本来会社がして当たり前のことなのに、なぜか会社がしてやった、ということで、手数料を労働者からとる、
という悪魔の方式です。

軽いところでは、

給与の振り込み手数料を給与から引いておく

とか、
これはまだ会社の規定でギリ仕方なくても(それでも異常ですけど)、

会社用途の経費の精算なのになぜか手数料をとって満額渡さない
年末調整に手間賃をとる

など、もはや犯罪級のことをする会社もあります。
年末に、ボーナスは寸志レベルで1万円、でも年末調整手数料で3万円天引きとかいう悪魔の所業をされると、
なぜか労働者の収入は減るという・・・。

いや、そこまで会社の台所事情が悪いなら、最初からその辺は引いた給与でいいじゃん、と思うと、
そもそもの給料が安すぎて、実態通りにすると(手数料だの会社がネコババしてる額を引くと)
給料が安過ぎて求人で人が来ないとか、そもそも最低賃金すら割るという、
ブラック中のブラックな事態に。


罰金制度がある

イカれたブラック企業の制度のひとつ

罰金制度がある

もうこれは狂気です。

例えば遅刻に対して、遅刻30分単位ごとに罰金1万円
欠勤は罰金5万円

などなど

一応ノーワークノーペイの原則、というのがありまして、
もちろん遅刻で業務できなかった時間分の賃金を払わないことは合法ですが、
どブラック企業は、なぜかそれに加えて、賃金と関係なく、遅刻したことに対して勝手に罰金を課してきたりします。

一応労働基準法の中で、罰則として減給も可能な条項はありますが、かなり厳しい条件がついていて、
賃金に対して働かなかった時間などから判断して合理的な割合であれば可、のような部分もありますが、
少なくとも罰金制度など作っているイカれた企業は、
100%法律なんて守っていません。

30分遅れたらその日は無給で働くことに等しくなる、
といった制度にしているところが多々存在します。

※ギリギリ金額面では合法な罰金制度になっていても、就業規則で明らかになっていて、入社する人にわからないようにしてあった場合、その時点で犯罪です

また、正気の沙汰でない制度の事例では、休暇(無断欠勤、有給休暇問わず)にも罰金を課していて、
有給休暇をとると、会社にいないのだから罰金、として、名目上有給休暇をとっているのですが、会社的には懐が痛まないように給与から罰金を徴収する、という前代未聞のイカれた仕組みです。

退職で賠償請求

ブラック企業と言えば社員もすぐ辞めるのが定番ですが、

そんなブラック企業では、
社員が辞める時に、お前の採用には〇〇円かかったんだから、辞めるなら請求する!
とか言い出すところがあります。

当然違法です。

そもそも、そうして雇った社員から搾取して儲けようと思ったわけだから、
コストがかかって当然、それで逃げられるのはその会社があまりにブラックだからなわけで、その費用を被害者にかぶせようなど言語道断です。